今日はFileMakerとiPad、iPhoneの進化についてちょっと考えてみたいと思います。
初めは……
初めにFileMakerのiOS用のアプリであるFileMaker GOが登場した時は、iPad2、FileMaker11、iOS6が最新の組み合わせだったと思います。
当然、私もその時のスペックなどに応じた、できるだけ開発工数の少ないソリューションを作成しました。
誤算だったのは、恐ろしく早い開発スピードで、ハードやOSが変わることでした。
iPhoneやiPadをお使いの方は分かると思いますが、
2世代前のハードは、「かなり厳しい」と言わざるを得ません。
PC向けのソリューションよりかなり作った後のメンテナンスが重要で、iPadは買い換えられないのに、
OSだけが新しくなっていき、さらに経年劣化もあり、iPadが重くなっていく…
という中で、ストレスのないソリューションを作ることが求められるようになりました。
同期モデル
同期モデルは、ホストされているデータベースのデータの一部をiPad、iPhone上においてあるデータベースにダウンロードし、入力してホストされているデータベースに同期させるという仕組みです。
FileMaker Proだけの運用では必要のなかった同期モデルが、FileMaker GOでは必須になりつつあります。
特に、基幹業務のソリューションでは必須といってもいいかもしれません。
FileMaker GOが登場した当初は、電波の届かないところ(悪いところ)での作業ができることを目的としていましたが、iOSが7になったあたりから、古いiPadでもストレスなく入力作業などができるように同期モデルを導入することが多くなりました。
企業ではハードウェアはできるだけ長く使いたいと考えるでしょう。
PCは、5年は使いたいと思います。
5年前のPCでもWordを使ったり、FileMakerを使ったりするくらいの事務用とであれば、
5年前のハードでも使えます。
しかし、5年前のタブレットって、どうなんでしょうか。
タブレットの話ではありませんが、
私は5年前にiPhone3GSを購入しました。
5年たった今では、もう遅くてたまりません。
同じアプリを起動するにも、古いものは明らかに起動が遅いのです。
PC向けソリューションでは気にならなかったことも、気にしないといけなくなる時代が
やってきたわけです。