はじめに
今日から数回に渡り、在庫管理をFileMaker Proで行う方法の一つを紹介していきたいと思います。方法は他にもいろいろありますが、比較的単純な方法で行ってみたいと思います。
まず、何で在庫管理かというと、業務で使用するソリューションで会計管理、販売管理というのは双璧で、市販のソフトも充実しています。
その次として顧客管理や在庫管理も多く使われているかと思います。顧客管理はパッケージが多くあります。
在庫管理は販売管理とセットになって組み込まれている場合もありますが、別で管理することもあるでしょう。ということで、FileMaker Proを導入される方で作成されることも多そうなものをチョイスしてみました。
前提として、先ほども触れましたが比較的単純な方法で行います。
企業ごとに業務ルールなども違うと思いますので。
構造
・商品マスター在庫のもととなる商品のテーブルです。このテーブルを大元として、データベースを作成します。
在庫数が変動する要素として、下記のようなことがあります。
・入庫
・出庫
・棚卸による差異の調整
よって、この3つの動きが個別にわかるようなテーブルを作成します。
「棚卸による差異の調整」に関してのテーブルは棚卸時の在庫数を入力できるようにし、このテーブルとマスター上の在庫を照合し、差異があるものと別のテーブルに記録し、調整します。
以上から作成する基本のテーブルは3つになります。
次回は、フィールドの作成とリレーションを見ていきます。