2015年3月6日金曜日

FileMaker Serverでのトラブル(備忘録的)

FileMaker Serverの最近のトラブル


ここ半年間で起きたFileMaker Serverがらみのトラブルをちょっと書かせていただきます。

・Admin Serverのダウン

・ホストしているファイルが閉じられなくなる

・クライアントが入力した値がサーバ上で書き込まれない

主にこういったことがありましたので、個別に書いていきたいと思います。

Admin Serverのダウン

ここ半年で3回あったトラブルです。

その前の半年間では一度もなかったように記憶しているので、ソフト上で不安定になっているのか、サーバ機自体に何かあったのかは不明ですが、2か月程度に一回くらいあるイメージです。

Admin Server(管理サーバ)の役割はFileMaker社が発行しているヘルプによると、

他の FileMaker Server コンポーネントの展開を管理し、FileMaker Server 設定のために、クライアントコンピュータに Admin Console を表示する FileMaker Server ソフトウェアコンポーネント。

となっています。

簡単に言うと、AdminConsole用の管理プロセス、もしくはインターフェイスを管理しているということになるでしょうか。

最初は、スケジュールも動かなくなるのか、とヒヤッとしましたが、スクリプトエンジンがあたりがやっているのでしょう。このAdmin Serverがダウンしても問題はないようです。

このダウンを放っておいても、AdminConsoleが使えなくなるだけで、ホストされているデータベースも普通に動くし、スクリプトも動くということになるでしょう。

ホストしているファイルが閉じられなくなる

あるファイルですが、クライアントがスクリプト実行中にソフトを強制終了が引き金に起こりました。通常、スクリプトステップ「ユーザによる強制終了」をオフにしておけば、スクリプト自体は止めることができないのですが、FileMaker Pro自体を強制終了させてしまえば、ソフトが終了します。

しかも今回の場合は、AdminConsole上はそのアカウントがログインしたままの状態になっていました。

さらに、それがAdminConsoleでも、コマンドラインでも接続解除できないという事態。

ファイルも閉じられず、AdminConsole上でデータベースサーバを停止してみるも、停止しない。

結局はコマンドラインで、全ファイルを一括で閉じてみると閉じられました。

クライアントが入力した値がサーバ上で書き込まれない

同じファイルを開いているAさんとBさんがいたとします。

Aさんが入力をし、確定すると通常はサーバ上のファイルに書き込まれ、Bさんにも即座に表示されます。

しかし、書き込まれませんでした。さらに、排他制御も働かなかったようで、同じレコードに同時に書き込むこともできてしまったようでした。

AdminConsole上のログを見ても何も警告など出ていなかったので、念のためサーバ機自体再起動をして直りました。

これは後にも先にも1回だけの出来事でした。


同じような出来事があった方の参考になればと思います。