2015年4月28日火曜日

FileMaker Pro+Goで行う在庫管理システムを作ってみる Part2

前回に引き続きFileMaker Pro(ファイルメーカー)とFileMaker Goで使える在庫管理システムを作ってみるをお届けします。

FileMaker Pro+Goで行う在庫管理システムを作ってみる Part1

前回は基本的な構造(テーブル)作成を行ってみました。

今回は、フィールドを定義していきたいと思います。

フィールドの定義

FileMakerで、ソリューションを作成する場合、初めから詳細な設計図や要件定義書を作成したりしてから取り掛かるという場合は多くはないと思います。それが、FileMakerのよさであります。

少しずつ、付け足していけるということができるのがこのFileMakerなので、この段階でも完璧を求める必要はありません。思いついたものを定義していくという感覚で進めていきたいと思います。

商品マスター


上記の図のように、3つのフィールドを作成しました。

実際に使用する場合は、単価や、備考など管理のためにフィールドを追加する必要があるでしょう。

入出庫管理マスター


入出庫マスターは、仕入れがあったり、販売して出荷する際の記録をするためのテーブルです。図のようにフィールドを作成します。商品コードのフィールドは、リレーションで商品マスターの商品コードのフィールドと繋ぐことになります。

また、このテーブルは、棚卸で、このシステム上の在庫数と差異があった場合に調整のためのレコードが記録されるテーブルでもあります。

棚卸記録


このテーブルは、棚卸の記録をするためのものです。棚卸では、iPadやiPhoneを持ち、倉庫で実在庫を記録することを想定しています。ここで記録された在庫数と、商品マスターでの在庫数を比較し、調整を行います。

次回は、リレーションを作成しながら、フィールドの定義について見直していきたいと思います。