今回と次回はマージフィールドについて取り上げてみたいと思います。
マージフィールドとは何か
マージフィールドとはテキストとしてフィールドのデータをレイアウト上に表示する機能です。
マージフィールドには下記のような特徴があります。
・フィールドの内容を編集できない
・テキストとして扱われるので、他のフィールド(マージフィールド)をくっつけて表示できる
・検索モードでは条件を入力できない
・フィールドと同じように「データの書式設定(3ケタ区切りコンマを付けたり、平成○○年と表示したり)」は可能
配置の仕方
配置の仕方は2通りあります。
レイアウトの編集画面で「挿入」→「マージフィールド」を選択します。
フィールドのリストが出ますので、選択をします。
2つ目は直接テキストツールで入力する方法です。
テキストツールで配置したいところにドラッグします。
<<フィールド名>>というように入力します。
関連フィールドの場合は<<テーブルオカレンス名::フィールド名>>になります。
これで、フィールドの内容をテキストとして表示できます。
使用例
では、このマージフィールドどういったときに使うのでしょうか?
私が良く使うのは、封筒や見積書などのお客様の宛名を作成するときです。
マージフィールドを使用せずに普通にフィールドを配置するとこのような形で配置するでしょう。
郵便番号以外の都道府県名、市区町村、それ以降の住所は宛先によって長さがまちまちで、長い名称にフィールドの幅を合わせるしかありません。
ちょっと大げさですが、このように離れた感じの表示になります。
正直みっともない感じになるので、ここでマージフィールドを使います。
マージフィールドをこんな感じに配置してみます。
ちなみにマージフィールドは同じテキストの枠内に連続して配置することができます。
今回の例だと、郵便番号から住所2までは同じテキストとして扱われます。郵便番号、市区町村、の後に改行が入っています。
ブラウズモードではこんな感じになります。
次回はさらにマージフィールドの使い方の例を紹介したいと思います。
次の記事「マージフィールドを使おう! Part2」