FileMaker14がやってきました!
FileMaker14ではおもに開発者が開発しやすいような機能の拡張や改善などが
多く見られました。
主な変更点などを取り上げていきたいと思います。
・メニューなどのデザインが変わった。
iOSに準拠したようなデザインになりました。
・スクリプトウィンドウのインターフェイスの大幅な改善
今までは必ずスクリプトステップをリストから選んでダブルクリックで選ぶ必要がありましたが、手で入力することができるようになりました。また、入力された文字から予測する機能もあるので、非常にスクリプトを素早く記述できるようになりました。
なんだか、プログラミングっぽくなった!
また、お気に入りが登場! このブログを読んでいただいたんでしょうか?
もしそうだとしたら感激です。
・スクリプト編集画面からスクリプトデバッガが起動できる
スクリプト編集画面にデバッガを起動できるボタンができました。
・スクリプト編集画面で色が変わる
If分やLoop分などで色が分かるようになりました。また、フィールドが使用されている部分も色が変わって表示されるようになりました。
・計算式設定ウィンドウのインターフェイス大幅改善
スクリプト同様に、入力を予測し、候補を表示し入力できるようになりました。これがほしかった!
・スクリプトデバッガでエラーの説明も
今まではデバッガでエラーが発生したときにはリンク付きの番号が表示されていただけでしたが、説明も一緒に表示されるようになりました。
・ボタンバー
レイアウトツールの一つに、複数のボタンを連結したボタンバーが登場しました。
レイアウトでボタンをくっつけて、メニューリストのように使うことはよくあるので、便利です!
今までは、ボタンのサイズや位置を調整するのが少し面倒だったので、楽になりました。
しかも、普通のボタンとポップオーバーを混在させることもできる!
・新しいフィールドラベル
フィールドが空で、非アクティブ時にフィールド内部にフィールド名が表示されるラベル(プレースホルダ―テキスト)が登場
配置するフィールドが多いレイアウトには重宝しそうです。
・新しいパートが追加
上部ナビゲーションパート、下部ナビゲーションパートという新しいパートが加わりました。
・チェックボックスなどのスタイルが変えられる。
今までは違うテーマからコピペなどで何とかしのいでいたチェックボックスなどのスタイルが変更できるようになった! すごい。
レイアウトを作成するときに、けっこう大変だった……
・アカウントの新しいウィンドウ
アカウントの管理で新しいインターフェイスになりました。
文字は大きくて使いやすいけど…と思ったいたら前のも使えてよかったです。
・デバイスにパスワードが保存できるように
FileMakerソリューションのパスワードがデバイスに保存できるようになりました。また、各ソリューションごとにさせてもいいか、させたくないかを選択できます。
新しい関数や、スクリプト
・許可される向きの設定
このレイアウトは横表示だけにしたいといったときに使うようです。
・ディレクトリを取得
簡単に言うとフォルダが作成できるようになりました。
・タッチキーボード
iOSやWindows8でタッチキーボードを切り替えることができるようになりました。出したくないときなどに重宝しそうです。
・OnExternalCommandReceived
ユーザがロックボタンなどを押したときに動作するスクリプトを設定できるようになりました。
細かい変更点はまだまだありますが、主な変更点はこんなところでしょうか。
イメージとしては、開発機能とモバイルデバイス用の機能が強化された印象です。
ユーザの方にはあまりバージョンアップしたことが実感的ないかもしれませんが、
開発者としては便利になったなといった印象を受けたFileMaker14です。