以前の記事はこちら↓
FileMaker Pro+Goで行う在庫管理システムを作ってみる Part1
FileMaker Pro+Goで行う在庫管理システムを作ってみる Part2
※FileMaker14が登場しましたので、FileMaker Pro 14での操作画面になりますが、基本は12でも13でも変わりありませんので、よろしくお願いします。
これまで+これから
前回までは、テーブルを作成し、フィールドを定義してきました。今回はリレーションを定義していきたいと思います。
リレーションシップの基本
リレーションシップの基本はこちらを参照していただくか、書籍などにも記載がありますので、詳しくは取り上げません。
しかし、一つ気を付けておいた方がいいことがあります。
通常のソリューションの作成として、「テーブル・フィールド作成」→「リレーション作成」→「レイアウト作成」→「スクリプト作成」という大きな流れがあると思います。
しかし、ガッツリこの流れで行うとリレーションマップが複雑(増えすぎ)てしまうということがあります。
「テーブル・フィールド作成」→「リレーション・レイアウト作成」→「スクリプト作成」というように、リレーションを作りこまずに進める方が、うまくいくケースが多く、リレーションが割とシンプルになってきます。
とはいっても、今回はそれほど複雑なものでもないので、リレーションを定義していきたいと思います。
一つだけリレーションを作成しました。とりあえずこれだけです。このリレーションは、在庫数を計算するためのものです。
また、フィールド定義を変更しました。
「現在庫数」として、図のように計算式を入れました。
Sum ( 入出庫管理マスター::入庫数 ) - Sum ( 入出庫管理マスター::出庫数 )
※「商品名」というフィールドを追加しました。
ちなみに、この「現在庫数」は非保存のフィールドになるので、レコード数が増えてくると重くなってくる可能性があるので、その時は考えなくてはいけないかもしれません。
次回はレイアウトを作成してきます。