「ファイルメーカー(FileMaker Pro)を使い始めた人が当たる壁」が今日のテーマです。
私が最初にやっておけばよかったと後悔すること
ファイルメーカーを使い始める初心者の方が、一番最初にすることは、おそらくファイルメーカーの使い方が記されている入門書を探すことではないかと思います。
私もそうでした。
もちろん、それは当たり前ですし、変なこともでもないと思います。
しかし、それだけでは損をするということです。
FileMaker社の発行しているトレーニングシリーズという本には、検索やレコードの作成といった基本的な情報の次に、開発用の知識の前に「データモデリング」について書かれています。
データモデリングとは、テーブルやフィールドの設定の前にその設計図を作成する手法や考え方といっていいでしょうか。
ファイルメーカーを触る前段階と言っていいと思います。
この考え方がしっかりしていないと、将来後悔することになってしまいます。
それはなぜか。
作ったときはいいが、そのうちに機能の追加や改良がしづらくなり、行き詰って「作り変えたほうがいい」ということになってしまうからです。
ファイルメーカーを選択される方のほとんどが、メインの業務があり、片手間でシステムを作成されるという方です。
開発にかける時間は少ない方が、メインの業務に集中できるわけです。
また、作り変えることによって倍の人件費がかかってしまいます。
逆に言うと、作り変える必要がなく長く使えるシステムこそがコストメリットを生かせるわけです。
作り変える原因となること
ファイルメーカーの知識がなく、スクリプトや関数がうまく使えなかったという理由で、作り変えるまでにいたることは少ないと思います。
この要素は、動いているシステムでも、少しずつ変えていくことは可能だと思います。
難しいのは、テーブルやフィールド、リレーションを動いているシステムで変更することです。
私はこの部分で後悔をしたことがあり、基礎的な部分を強化するべきではないかなと思いました。
データモデリングさえしっかりしていれば、あとで作り変えるということは減っていくのではないかと思います。
次回は来週、データモデリングについて少し紹介できればと思います。
次の記事「FileMaker(ファイルメーカー)で必要なデータモデリング」
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