2015年1月15日木曜日

FileMaker Serverにとっての最適なクラウドサーバとは Part1

近年はFileMaker Serverを扱えるクラウドサーバ(仮想マシン)が増えてきました。

やはり素早く登録して、使用開始できるサービスとしてAmazon EC2とMicrosoft Azureはやはり2大サービスといっていいのではないでしょうか。

今回と次回の2回に分けて、FileMaker Serverを使った場合の比較をしてみたいと思います。

前提条件

同じFileMakerデータベースをFileMaker Server13でホスト

サーバOSはWindows Server 2012

サーバの場所はamazonは東京、MSは東日本

WAN経由でアクセス

データベースの内容は、郵便番号のデータベース(約12万件のレコード)

下記のスクリプトを実行して検索にかかった時間を測定(4回連続で測定)


1回目の比較

1回目は下記の2つのサイズの仮想マシンで比較しています。

名称CPURAM
Amazon EC2t2.small1Core2GB
Microsoft AzureA11Core1.75GB

このスペックを選んだのは、FileMaker Serverを使える最低のスペックだと思うからです。

Amazon EC2にもMicrosoft Azureにもそれより小さいスペックはありますが、なかなか難しいでしょう。

ちなみに、FileMaker社の公表しているハードウェアの最低要件を満たしていませんがFileMaker Serverをインストールすることができます。テスト環境としては使えます。

結果

マシン1回2回3回4回平均
Amazon EC21.7731.3411.1081.8401.516
Microsoft Azure2.4512.6402.4902.6102.548

単位は秒です。

こんな結果が出ました。次回はスペックを上げて比較をしてみます。

次の記事:FileMaker Serverにとっての最適なクラウドサーバとは Part2