やはり素早く登録して、使用開始できるサービスとしてAmazon EC2とMicrosoft Azureはやはり2大サービスといっていいのではないでしょうか。
今回と次回の2回に分けて、FileMaker Serverを使った場合の比較をしてみたいと思います。
前提条件
同じFileMakerデータベースをFileMaker Server13でホスト
サーバOSはWindows Server 2012
サーバの場所はamazonは東京、MSは東日本
サーバの場所はamazonは東京、MSは東日本
WAN経由でアクセス
データベースの内容は、郵便番号のデータベース(約12万件のレコード)
1回目の比較
1回目は下記の2つのサイズの仮想マシンで比較しています。
名称 | CPU | RAM | |
---|---|---|---|
Amazon EC2 | t2.small | 1Core | 2GB |
Microsoft Azure | A1 | 1Core | 1.75GB |
このスペックを選んだのは、FileMaker Serverを使える最低のスペックだと思うからです。
Amazon EC2にもMicrosoft Azureにもそれより小さいスペックはありますが、なかなか難しいでしょう。
ちなみに、FileMaker社の公表しているハードウェアの最低要件を満たしていませんがFileMaker Serverをインストールすることができます。テスト環境としては使えます。
結果
マシン | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
Amazon EC2 | 1.773 | 1.341 | 1.108 | 1.840 | 1.516 |
Microsoft Azure | 2.451 | 2.640 | 2.490 | 2.610 | 2.548 |
単位は秒です。
こんな結果が出ました。次回はスペックを上げて比較をしてみます。
次の記事:FileMaker Serverにとっての最適なクラウドサーバとは Part2