2014年12月1日月曜日

メンテナンスとの戦い

メンテナンスの正体

よく、Webサイトや、インターネット上のさまざまなサービスで、「メンテナンス」という言葉を聞きます。

いったい何をするんだろうと思われる方も少なくないかと思ます。

私も、今の仕事をするまではそう思っていました。

メンテナンスにもいろいろな種類があります。

緊急メンテナンス

いわゆる、サーバーが止まってしまうとか、データベースが壊れたとか、突然不具合などのトラブルが発生して、再起動させたり。
データベースであれば、バックアップから復旧したりといったことを行います。

もう、ちびまる子ちゃんのように、顔に線が出てしまう心境。

臨時メンテナンス

緊急性は高くはないけれど、定期メンテナンスを待っていると少し遅いと感じられるときに行います。
主に、ソフトウェアのアップデートや、システム上で何か変更を加えたい、ルータなどのネットワーク機器を交換したり、設定を変更したりといったことになるでしょう。

定期メンテナンス

あらかじめ決められているスパン(1か月ごとなど)で実施する、ルーティーンワーク。
OSの更新プログラムの適用、ソフトウェアのアップデート、ログなどのバックアップを取ったり、
臨時メンテナンスの部分に書いてあることでも、定期メンテナンスまで待てるようなものは、
ここで行います。


主にこういったことを行うのがメンテナンスです。

IT化とブラック化


会社のIT化が進むにつれて、サーバが増え、ネットワーク機器が増え、メンテナンスする対象が少しずつ増えてきました。

そうすると、今まで、「ちょっとこれからサーバ止めますね」とそのサーバを使用している数人に声をかければよかったものが、
前もって計画を立て、決められた時間内に処理をする必要が出てくるようになります。

さらに、ファイアウォールのような、止めるとインターネットに接続できなくなるような機器のメンテナンスを行う必要が出てきて、土日にしかできないようなことも発生。

さらにさらに、止めると業務に支障が出る基幹的なシステムも管理するようになり、
深夜か早朝しかできないようなことも発生。

IT業界はこういった運用だけではなく、開発も労働環境が厳しいところもあり、
人が集まらないということを耳にしたことがあります。

なかなかITに詳しくない人に、この苦労をわかってもらえないというのが、
非常に難しい部分でもあります。


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